昨日は興味深いご回答をいただき、ありがとう

Writer: admin Type: 友人関係の悩み Date: 2018-12-15 00:00
昨日は興味深いご回答をいただき、ありがとうございました。実はここ2年ほどアコギの歴史に関して疑問に感じていることがあり、ぜひ貴殿のご意見・ご考察をうかがいたく、勝手ながらリクエストさせていただきます。お手隙のときで結構ですので、ご回答いただけないでしょうか。うかがいたいのは60年代初頭のギルドの知名度とブランド力についてです。この件について『ロバート・ジョンソンより前にブルース・ギターを物にした9人のギタリスト』という本に気になる記述がありました。手元に現物がないので記憶を頼りに申し上げると▽1963年、再発見されたミシシッピ・ジョン・ハートは、ニューポートフォークフェスティバルの主催者にギターの提供を持ちかけられ、一緒にギターショップを訪ねた。▽主催者は絢爛豪華なマーティン上位モデルをしきりに勧めたが、ハートは店の隅に埋もれていた当時無名のギルド(F-30)をひょいと持ち上げ「オレはこれでいい」と言った。ざっとこんな感じです。このエピソードが事実なら、ハートはギルドのフラットトップを愛用した最初の大物ギタリストということになるかもしれません。プロの世界でギルドユーザーが劇的に増えるのは60年代半ば以降なので、63年時点で無名だったという評価は当たっているような気もします。けれどもギルド創業者のアルフレッド・ドロンジは有名楽器店の敏腕オーナーです。52年の会社設立当初から相当なマーケティング力を持っていたと考えるのが普通でしょう。しかも、ギターを作っていたのは労働争議でエピフォンを離脱した職人たちなので、品質も高かったと推察されます。そんな会社が創業から丸10年も無名に甘んじていただなんて、到底信じられません。ごく少数の中堅ジャズギタリストには50年代からアーチトップが使われていたようですが、60年代初頭のギルドって、本当に無名だったんでしょうか。もしそうだとすれば、会社のどこに問題があったんでしょうか。この質問は、the********さんに回答をリクエストしました。###こんにちは。>> 60年代初頭のギルドって、本当に無名だったんでしょうか。>> もしそうだとすれば、会社のどこに問題があったんでしょうか。面白い視点ですね。確かにセールス的にはGuildアコースティックはMartinやGibsonに大きく遅れをとっていたでしょう。しかしながら、私はそれが「会社の問題(至らなさ)」が主原因だとは考えられないのです。我々も含めたギター弾きの視点からちょっと考えてみます。貴殿は、ギターを買う時、どのようなルーチンを踏みますか?私の場合は、自分がどのような音が欲しいかを整理して、ある程度の「当たり」を付け、最低でも数十本レベルで試奏を行い、最終的に残った1本を購入します。自分が求める音が、ちょっとアーシーなトーンでアタックがあり、サスティンは然程求めないけどボリュームはある、みたいなイメージだとすれば、まず狙いたいのは50年代のGibsonのJ-45/50、SJ、LG-2/3、L-00etc… Martinなら60年代以前0/00/000のマホガニー物すべて… しかも一応近年物や現行品も試してみようかな、と思うと試奏すべき個体は日本国内だけでも余裕で100本200本の単位になって来ます。もちろんGuildだって候補になります。ですが、イメージとしてこれらGibson/Martinに対峙し得るGuildって私の中では50年代のM-20とか? ですし、きっと国内には弾ける個体が数本しか無い……そうなんです。ギター弾きにとっては、『弾ける個体数が多いブランド/機種であることが最重要』なんです。60年代初頭、Guildのギターは、MartinやGibsonのように試奏できる個体が潤沢にあったでしょうか。勿論答えは「否」でしょう。 即ち、【余りにも強大なMartinとGibsonを前に、Guildはギター弾きにとってのメインサプライヤ的存在になれなかった】これが私の見方です。であれば大量に生産して市場投入してGuildの鳴りやトーンの良さをギター弾き達にアピールすれば良かったのか。それは利潤を追求する企業活動からは少々逸脱しますよね。Guildユーザが増えたのは60年代以降とのことですが、総出荷数は伸びてもシェアは然程伸びてないのではないでしょうか。ギター市場そのものの拡大が、出荷増の主要因ではないかと思います。更に申し上げると、「じゃあ、マジでGuildはどうすれば良かったの?」を考えると、私はTaylorがその答えに近い戦略を持っているような気がしています。少しでもご参考になりましたら幸いです。ナイス0
###個体数のご指摘、目から鱗です。仰る通りで、生産能力と製品ポートフォリオに問題を抱えたままでは、ブランド力って上がらないんですね。それでも増産に走らなかったわけですから、ギルドはもともと大型ブランドを志向していなかったのかも。2大ブランドの隙間を狙ったか、会社設立の主目的が職人の救済だった可能性もありそうです。回答を読みながら楽しく想像を膨らませています。ありがとうございました!###ギルドのフラットトップは56年には johnny smithが使用してて有名でしたよ。https://www.vintageguitar.com/14201/the-guild-and-gibson-johnny-smi...その他有名なミュージシャンも使用してますよ。

 

TAG